伊藤亜紗さんとの対談、おかげさまで好評のようです。
関係する図版を示しておきます。

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ポール・ヴァレリー『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法』(岩波文庫)

「・・・高校一年の夏休みに、ヴァレリー『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法』を買って、レオナルドの建築についてふれた・・・」

(パラパラめくってみて気付いたのだが、栞は雑誌「ダ・ヴィンチ」の広告付きのものであった。合わせているのだろうか?)


『ボビー・フィッシャーを探して』

「・・・にわか雨がふってきて、手とチェスに雨がキラキラと反射している。筆談は、そのチェスや将棋のように交互に手を差し出しながらやりとりする行為なのだと思う」

 

ロバート・パーマー”Addicted to love”

「・・・パーマーの恍惚とした表情や身振りがとてもいいのに、バックの女性たちの表情がほとんど変わらない・・・」

Laocoon

「ラオコオン」

「・・・わたしにとって絵画と言語は同時にみることはできず、かつ、絵と文がぴたっと対応していることから、絵画と言語はお互いを完全に表現し合えるものであると信じていたのです。・・・」

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長沢蘆雪「群龍図」(岡山 大原美術館蔵)

「・・・ある人とMiho museumでこちらに向かってくる龍の掛軸を見ていたときに、
居合わせた他の方が「津波のようだ」と呟いたそうです。・・・」

ただ、この絵だったのか自信があまりないです。

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“Lady in a cage”

「・・・彼女が泥棒と遭遇してヘルプ!ヘルプ!と叫ぶシーンには口、顔、身体の3つのショットが組み合わせられています。わたしにとって、人が話す ところをみることはあのショットのように、口、顔、身体の動きのなかで声そのものをみる行為です。・・・」

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