京都新聞で連載している「Along the Wayside」の5回目を公開します。

「Along the Wayside」は京都新聞の前身である、日出(ひので)新聞の記事をトピックとして紹介するものです。この新聞は明治期に刊行されており、京都でもっとも発行部数の多い新聞でした。
その8回では、日露戦争における京都の人たちの反応や動向を書きました。

以下より全文をお読みいただけます。
https://drive.google.com/file/d/1vEY6rDU2-cuhm5DfemdjjvYMvQKEBPXZ/view?usp=sharing
公開について京都新聞社とご相談をしてあります。ご厚意に感謝します。

戦争が終わっても回復できない傷を負った人たちや世帯主を失った家族が今後の生活に苦しんだようすが記事として多く残っています。
これらのことは対戦国の銃弾を受けた結果としてのみ捉えてはならないと思います。そうではなく、かつてのわたしたちの寄付行為などによる後押しによるものではないでしょうか。この連載で紹介した記事のように、一人ひとりの感情・行為が集約された結果として、社会がまたたく間に戦争にすすんでしまっているさまがよく表れているからです。
未来のわたしたちは、過去のわたしたちの歴史をつねに内省する機会を持ち、歩む必要があります。