tomotake kinoshita old journals

 

2009-02 journals

カエルにひっくりカエル
2009-2-24(Mardi)
新聞を調べていたら、こんな記事をみつけてひっくりカエル。
新聞には赤い巨蟇という表現だが、でかいよ・・・これは。さすがに今の新聞ではこんなぶちぬきのイラストはやらないだろう。イラストも四角ではなく、L字形で二枚の絵を繋いでいる。
このカエルは毒をもっているらしく、山で遭遇した男たちのうち一人が毒気にやられて亡くなったという。



2009年 2月 24日(火) 16時02分46秒
己丑の年 如月 二十四日 庚子の日
申の刻 三つ

ア・ダイイング・イメージ
2009-2-23(Lundi)
フリーペーパーのDICTIONARYが全文アップされているのを知る。
http://dictionary.clubking.com/
いつのまに・・・! ヒップポップ色満点の雑誌だと思いますが、ときたま硬派の記事がまぎれているので目にすることがある。
とはいえ、現在、ちゃんととっているフリーペーパーは紀伊国屋のscriptaだけ。1号以外は全部持っている。1号は国会図書館でみられるから、まあいいんだけど。それにしても国会図書館にフリーペーパーが入るとは。

google booksでたまたま知った本を立ち読みしていたら、挿絵で奇妙な消され方をしているのがあった。

google booksでは挿絵を「著作権で保護された画像」として消している。だけど、顔の輪郭や目のところがちゃんと消されているにもかかわらず、おでこの一部がみえている。つまり、人の手でせっせと消しているのではなくて、ドットパターンの情報で判断して消しているようだ。最近のデジカメで表情認識システムなるものがあるけど、あれを採用している模様。

Harper's magazineの2月号は"Sick in the head:
Why America won't get the health-care system it needs"という医学、政治関係では見逃せない特集記事が組まれている。

とある場所で海をみる。司馬江漢の絵画で表現されるような色だった。風と波も強く、浜の匂いがすごく香ってくるのを満喫。

2009年 2月 23日(月) 16時04分13秒
己丑の年 如月 二十三日 己亥の日
申の刻 三つ

トリストラム・シャンディ
2009-2-19(Jeudi)
ここんとこ、人と食事したり、カフェに行っていない。
つまりおしゃべりをしていない。なんか過疎してるね、口の中が。
とはいえ、21日の土曜日に六本木でひさしぶりに論文関係でお話を聞かせていただく機会があるので、楽しみにしているところ。

国会図書館で調査をする。
ここ最近はとくに新館4階の新聞資料室にいる確率がすごく高くて、太陽が沈むまでずーっと新聞を調べていることもある。かと思えば、旧館3階の古典籍資料室に入り浸ることも。建築でしかも歴史を専門にしていないのに古典籍?って言われるかもしれないけれど、本で引用されている一次資料を見たことがある、無いはだいぶ理解というか飲み込みが違う。古典籍資料室は本当に面白い、歴史的に恐らく十分あるいは全く研究されたことがない素材がいっぱいある。ぼくがもし、文学を専攻していたなら、もっとのめり込んだろう。
新聞記事もとにかく探すのが大変。読売や朝日の一部は検索できるようになっているけれど、ちっちゃな新聞なんかは出来ない。そういう仕組みができれば、本当におもしろくなるのに・・・。そういう会社ないのかな、あれば面白いんじゃないか。
国会図書館にはじめていったのは19歳のときで、レオナルド・ダ・ヴィンチに関することが書かれてある雑誌をどうしても読みたくて行ったんだよね。あのときはまだ今で言うOPECは無くて、紙に書いて注文するシステムだった。新館1階のコピーを受け取るところがはじめて行った時は雑誌を受渡すところになっていた。
丸いテーブルは当時と変わらず、そこに昔の雑誌を積み立ててひたすら読んでいたのが最初のころだと思う。
というわけでかれこれずーっと国会図書館には世話になっている。
去年食堂がリニューアルされたのは残念。あまりおいしくなくなったから。半蔵門でおいしいお弁当屋さんがあるので、そこを利用するようになった。
図書館を出てそのまま最高裁判所を通って、国立劇場で人形浄瑠璃をみるのが、何度もここに書いているけど、ぼくの定番。
二月公演はちょうど一部と二部をみたところ。残すは三部。
今日、帰ろうとしたときにたまたま西洋美術史でしられる高階秀爾さんにすごく似ている方がいらっしゃった。声をかけたことはないけれど・・・ファッションがお洒落だったので。
前の席が志茂田景樹さんみたいな髪型をしている人だったので思い出したが、今、志茂田さんてどうしているんだろう。

サントリー美術館「三井寺」、東博「妙心寺」の前期をみる。
三井寺は琵琶湖の近くにあるんだけど、ぼくは2005年か2006年に訪問している。確か石山寺もそのときに見ている。紅葉になりかける季節だった。
三井寺の黄不動尊(彫刻のほう)はハッとさせるものがある。さすがめったに見せるものでないだけに保存状態が良かった。近寄り難い、よくガラスケースにおさめられたな・・・と思う。しゃがんでおそるおそる見ると、眼がこちらをむいている。でも、ちょっと右目がずれている。
智証大師坐像がいくつか出品されていた。智証大師とは円珍の諡(おくりな 亡くなった人につける名)であることはいうまでもないが、円珍はこのことについてどう思っていたんだろうか。「生命」を考えるとき、諡という機構の系譜をみるのは面白いかもしれない。これは中国の周代を起源としているとみたことがあって、人間の文化と密着している。国学の研究でこれの歴史を扱ったものもある。それから、この彫刻は全部で確か5体あったけれど、後頭部の意匠が微妙に違っているね。卵型の頭部というのが有名な円珍だけれど、後ろ側をみると、皺があるものとないもののふたつがあるのが面白い。これがある、ないだけでだいぶ後頭部からみた円珍の像、とりわけふくよかなイメージがするかしないか違ってくる。

岩波文庫の絶版で、2006年に重版されても売り切れていたローレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』を古本屋で入手。この本については以下のサイトに詳しいが、ヴァージニア・ウルフを読んで、自分の身体が自分の身体でなくなるような感覚になったのが面白かったので調べて知ったのがスターン。
http://www1.gifu-u.ac.jp/~masaru/Sterne-J.html
挿絵としてマーブリングがはさまれているけれど、「ウルトラセブン」のオープニングムービーを思わせる。本当は違うんだけど。

よい週末を!

2009年 2月 19日(木) 23時45分43秒
己丑の年 如月 十九日 乙未の日
子の刻 二つ

ストリート・グライダー
2009-2-13(Vendredi)
皆さんお変わりありませんか。
日記を更新するのが遅くなりました。

相変わらず毎日ばたばた、でも充実した毎日を過ごしている。
昨日、博士論文審査会が終わりました。審査の先生方からいろいろ注意点や課題などを指摘されたあとは、提出ということになります。やったあ! でもこれからが大変だよ。

ニーチェ全集を読み返す。身体をめぐる諸問題を考えるならば、ニーチェをどこかで必ずふれておく必要があるが、どう論文に入れるのかを再考している。

いろいろ見たい美術展があるので、ぼちぼち足を運ぼうと思っているし、人形浄瑠璃の二月公演も楽しみ。ちゃんと予習しておかなければいけない。

Le 25 juinの日記をみて思い出したが、22日がぼくの誕生日ということに気付いた。あいにく誰か著名人の命日っていうのはまったくしらないのですが。
国会図書館で作業するために小さめのパソコンが欲しくて、Macbookを買おうと思っているが、Airも興味あるんだよな。知り合いに使っている人がいないので、感想はネットで見ているだけなのだけど。

2009年 2月 13日(金) 10時56分53秒
己丑の年 如月 十三日 己丑の日
巳の刻 四つ

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