2014年12月、台湾大学図書館(現地の表記は「臺灣大學圖書館」)において資料調査を行っていました。このときの調査方法をメモしておきます。臺灣大學の図書館はいくつかの分館があるのですが、そのうち総合図書館といわれるもっとも大きな図書館にかぎって話をすすめます。(上の写真)

【場所】台湾大学は台北市の中心部にあり、最寄り駅は公館駅です。ただ、図書館と駅は離れています。そこで、周辺を走るバスを利用して歩くという方法をとっていました。どの路線がよいかというのは滞在地によりますので一概にはいえませんが、わたしは大学の北にある大安区にいましたので、図書館のすぐ南にある「台大公館医院」のバス停をとおるバスを利用していました。ここからだと徒歩ですぐです。

【入館方法】図書館に入るとカウンターがあります。その横にゲストとして入館するために必要情報を入力するためのパソコンが2台設置されています。これにIDカード番号(あるいはパスポート番号)、氏名、職業などを入力し、カウンターに行くと身分証明の提出を求められます。これはIDカードかパスポートの呈示になります。これと引き換えに入館カードをもらうことができます。その際、地下1階のコインロッカーに荷物を預けるよう指示されますので、透明なビニールバッグを持っていくと便利です。スタッフは英語ができます。

【インターネット環境について】すべてのフロアにWiFiが入っており、ゲストも自由に利用することができます。カウンターでその旨を伝えると、その日限定のIDとパスワードを教えてもらうことができます。くわしくはこちらの「校外人士」の箇所を参照してください。ただし、静かに勉強するためにパソコンが使えない席もあるので机の掲示に注意してください。

【図書館の構成】図書館は地下1階から地上5階まであります。そのうち、1〜4階は開架で、8時から22時半まであいています。ただし、5階「臺灣資料開架區」、地下1階「博碩士論文區」は開館時間が異なり、早く閉まります。くわしくはこちらを確認してください。

5階「臺灣資料開架區」に、入ると入館カードを渡して別の閲覧証に引き換えなければいけません。ここでは、台湾の歴史的資料が開架・閉架で公開されているところで、日治時代のものも多くあります。平面図にある「臺灣資料開架區 暨綜合資料區」という、入館して右側にあるところは貴重書のうち、全頁複写されたものは製本されて並んでいるので容易に手に取ることができます。

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それ以外の資料についてはカウンターで申し込んで手にしなければなりません。どんな資料があるかは「特色館蔵」をチェックするといいでしょう。個人的には台湾に関する統計資料が役に立ちました。
さて、地下1階の「博碩士論文區」は、臺灣大學で提出された修士論文・博士論文が公開されているところです。ただし、PDFで公開されている場合もあるので、臺灣博碩士知識加值系統という、博士論文・修士論文が公開されているデータベースも併せて参照してください。こちらは登録が必要です。

1〜4階の開架部は日本の大学図書館と同じであり、基本的に自由にみることができます。そもそも、台湾大学図書館の場合、閉架はすべて5階に集約されているようです。2階と3階が人文系、4階が理工医学系の書籍があるイメージです。2階には密集書庫があり、日治時代の書籍はこちらに置かれていることが多いです。各フロアの平面図はこちらをみてください。1階2階3階4階の平面図。

【複写について】もちろんコピー機でできますが、わたしは日本に持ち帰る必要性から必要な論文・資料をPDFにしたいと思っていました。そこで、図書館に設置されているスキャナーを使っていました。スキャナーの前に書類があり、名前とスキャンする書籍を記入し、USBスティックを挿すとスキャンができます。ただ、次の利用者がいる場合は、30分すぎたら交代しなければなりません。こちらにある説明「掃描器借用服務 」によれば、スキャナーは全館で4台あるのですが、2階にあるBと5階にあるDがもっともいいです。Plustek社のOpticBookという機種でコピー機のようにヘッドの動きがすばやく、スキャニングが快適にできるからです。600dpi、カラーでスキャンできますので読む分には質も問題ありません。

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臺灣大學図書館ウェブサイトより

【休憩について】図書館を出てすぐ右側にはファミリマート、食堂、パン屋、マクドナルドがあり、昼食・夕食をいただくことができます。

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